脳が疲れた時に気分転換で読めるおすすめ本

事や対人関係、複雑な問題に
対応して疲れた時の気分転換に
本を読むことがよくあります。
めんどくさいことがやっと終わって
ほっとした時、束の間の憩う時に
おすすめの本をピックアップしてみました。
syaraku
島田荘司 著 「写楽 閉じた国の幻」
新潮社 (2010/06)
684ページ
735グラム(ちょっと重たいです)

「東洲斎写楽」は誰だったかというミステリーは
昔から推理作家の想像を掻き立てるようで
数多く作品が出てますが、多分
一番直近に出版されたものかと思います。
物語は
「現代編」「江戸時代編」が交互に
書き連ねていて、切り替えながら
読み進んでいく楽しみがあります。
ただ、ハードカバーはそれなりに重くて、
電車で立ちながら読むと腕が疲れます。
寝ながら読むのも本が厚すぎて
やっぱり腕が疲れますね(泣)。
出来れば、書見台に置いて読めればよいのですが、
書見台を持っている人は少ないと思いますよ。
物語の内容は「写楽」が誰かという事を
追い続ける主人公の物語と言って良いでしょうね。
歴史学者においては「写楽」「能役者」「斎藤十郎兵衛」だろう
という事が通説になっていますが、
本書では意外な人を「写楽」と言っているので
読んでビックリするでしょうね。
速読できる人なら数日で読み切るでしょうが、
普通に合間の時間で読むとページ数もかなりあるので
素敵な時間つぶしが出来ると思いますよ。
(長い話が好きな人にはお勧めです)
最後に「Amazon」で書かれているあらすじをちょこっと。
内容(「BOOK」データベースより)

わずか十ヶ月間の活躍、突然の消息不明。
写楽を知る同時代の絵師、板元の不可解な沈黙。錯綜する諸説、乱立する矛盾。
歴史の点と線をつなぎ浮上する謎の言葉「命須照」
見過ごされてきた「日記」、辿りついた古びた墓石。

史実と虚構のモザイクが完成する時、

美術史上最大の迷宮事件の「真犯人」
が姿を現す。

ハードカバーの方は入手困難かもしれませんが、
文庫本なら手に入ると思います。